ファンタジーの難しさ
童話の分野でファンタジーは大きな面積を占めています。日常を離れた不思議が登場するお話、子供達が喜びそうですね。でも、この不思議は充分に現実の裏打ちがなければただのチャチなデタラメ話になってしまいます。ファンタジーなのになぜ現実?と思われるかもしれませんが、浦島太郎の話でも、浦島太郎の境遇という現実があって初めて、竜宮城というファンタジーが構築されるのです。竜宮城は「ありもしないもの」ですが、浦島太郎までが「こんなヤツおらんわ」と思われてしまっては、そのファンタジーは失敗です。
次回講座はこの辺りから始めますね。
お楽しみに!
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