童話を書くのは大人
子供が読む物語を書くのは、大人です。
大人でなくてはなりません。
世の中の事も、人間の事も、子供よりは良く知った大人でなくては、子供の喜ぶ物語を書く事はできません。
いつまでも子供みたいな私だから、童話を書けると思うのは大間違い。
いつまでも子供のような人に、物語が書けるわけがない。何故なら物語というのは、自分の中から生まれる物、自分しか知らない物なんです、それを他人に、ましてや、理解力もまだ不足している子供がわかるように書いていけるのは、大人でなくてはできない技です。
だから。
大人になるのを拒否した人には童話は書けないのです。
どんなに無邪気に見える童話作家でも、ちゃんと大人なんですよ。
ちゃんと大人で、そして、子供の事がよく見えている人。つまり、人間の事がちゃんとみえている人。そして、人間を自分なりの角度を持って見てとれる人。
そういう人が童話だけでなく物語を書く人ではないかと私は思います。
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