物語の力

今、ウクライナから日本へ、意外に近くの吹田などに避難民の方達が来ていらっしゃいます。若い人達の日本への関心や、現実に日本語を上手に話される方がいらっしゃることに驚いています。勿論、興味のある国への避難だったとは思いますが、最近の外国の若い人達の日本への興味はアニメを通じてであることがとても多いようです。
一度も日本に来たことがないのに、ネットだけで日本語がちゃんと通じる程度に話せる人も少なくないようです。
彼らを日本に繋いだのは「物語」。
アニメという架空のお話が、遠いアジアの国の文化や言語への扉を開けてくれたのです。
そして、避難民となってその国にやってくる、その国で暮らす・・・。
ファクションの持つ底知れぬ力を思います。
架空のお話は、ここまで人を支えます。

どうか、「物語」の世界を裏切らない日本でありますように。

大内曜子の童話教室

大内曜子の童話教室 NHK大阪文化センター梅田教室で25年の歴史ある童話と絵本テキスト教室のホームページです。

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