応募について思う事

私の教室では、作品を色々な賞に応募することは積極的にお勧めしています。一番の理由は「楽しいから」。締め切りに合わせて、募集要項にあわせて、せっせと作品を書いて、ワクワクしながら結果を待つ、というのは楽しいものです。次に、自分の「この作品」は大体どのくらいのレベルなのか、知る事がある程度はできます。但し、あくまで応募した「この作品」が、であると心得ておいてください。

応募すると、審査員に読んでもらえる。いや、これはあくまで、最終に残ればということです。そこまで辿りつかなければ審査員の目にとまることはありません。けれど、大体の優れた作品はあまり網からこぼれ落ちるということはありません。最終選考に残れば、賞をもらえるかどうかは時の運。
良く「圧倒的に優れた作品」と言いますが、そういう作品は稀にしか現れない物で、その作者がまた同レベルの作品を書けるかどうかは、もっと稀です。私は、一等賞が欲しい、というより「この審査員に読んで欲しい」と思って応募することをお勧めします。

二次、三次、最終選考と作品が残っていく事は、「書いていていいんだよ」と言われている事。
賞が取れるかどうかは、時の運。
誰よりも自分を信じて「もう一本!」と果敢に挑んで行ってください。
応募することがどうかあなたを美しくしますように。

大内曜子の童話教室

大内曜子の童話教室 NHK大阪文化センター梅田教室で25年の歴史ある童話と絵本テキスト教室のホームページです。

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