お変わりありませんか?
朝から冷たい雨が降っています。
皆さま、お元気ですか?
「こんぺいとう」52号が発行される頃には、明るい陽が射していますように。
教室も、自分から辞めようと思って閉じたのならまだしも、こんな形での休止はただただ寂しいです。
今朝テレビの鼎談の再放送で、声優さん達が「アニメの力は凄い」と話し合っておられました。
アニメという表現形態の良いところは勿論あるのでしょうが、要するにそれは「物語の力」だと思うのです。
アニメが無かった頃は、童話や少年少女小説が「凄かった」のだと思います。物語を追っていくということは、それが具体的な形を以って提示されないからこそ、楽しいということがあると思います。主人公の声が野沢那智さんでないからこそ、の楽しさ、動かない挿絵だからこその自分で想像する躍動感、これらはとても大切なものと思います。
ぬいぐるみは殆どが無表情、ニュートラルな感情で存在するからこそ、それを愛でる人間の心に寄り添えるのだと思います。ずっと笑っているぬいぐるみは悲しい時の子供に寄り添えますか?
あ、ちょっと脱線!
人間を支える「絵空事」の力、空に描いた「絵」の強さ、嘘だからこそ迫れる「真実」、そういうものは全て物語の中に存在します。
物語で培われる物は果てしなく多く大きいと思います。
こんな時、逃避でなく、心のお掃除のために、「物語」に触れる事をお勧めします。
雨に濡れた黒い土の中に、葉桜の向こうの曇り空に、必ず次のページは用意されて、読まれるのを待っています。
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