今回の講座で学んだこと
絵本の作り方を教えると言うことは、私の場合、物語の作り方を教えると言うことでした。「あら」「おや」「あらら」で良いと言われても、やはり文章にはならない物語は作らないといけません。殆どの方がそう言う短文でなくちゃんと文章を書いてくださったのはとても嬉しかったです。
それぞれが紐解く物語は、良いとか悪いとか判定をつけられるものではありません。ただ、他人が読んでわかる表現、まとまりのある物語、できれば少しは面白い物語ができればいいなと思ってご指導しました。
誰も皆、胸のうちに、語られるのを待つ物語を持っているんだなと思いました。それを素直に引き出せれば成功、そう思って取り組みました。
その物語はありきたりでも、拙くても、書きたいと思って書かれる物は尊いものだと思います。
この講座が終わって、講座とは関係なく、私の中でも思いがけず終わったものがありました。こんな終わり方をしようとは思いもよらない事でした。
でも、ここで終わらせるのが一番良いと思います。悔いはありません。もう二度と同じ形で再生することは無いでしょうが、私が得た物は大きく、失った物はほんの少しです。そのことを感謝して、破壊的な終わらせ方だけはしなかったつもりです。
私たちはまだ生きねばなりません。
ちゃんと前を向いて生きて行きます。
まだ生きねばならない、それが今回私が得た物かもしれません。
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