良い作品とは

昨日は年初から「良い作品」が出て嬉しい講座になりました。
さて、言うのは簡単ですが、「良い作品」とはとんな作品でしょうか?
勿論昨日の作品のように様々な美点を備えている作品もありますが、最初からそれを目指すのは難しいことです。先ず、「良い作品」とは、感じの「良い作品」であることが一番です。では「感じ」とは何でしょうか?

自分が作った自分しか知らない物語を、自分には基本的に何の興味もない他人に読んでもらえるように書く。
舞台に立ってその物語を話していると想像してみてください。
哀れな格好をしていませんか?
他人にわかる言葉を使っていますか?
聞いてくれた他人に不愉快な想いや情けない想いが残るような事を話していませんか?

難しい事なんか言わなくていいんです。
人を感動させよう、なんて、思わない事。

感じがいい、とは、「サラリ」としている事。軽やかな事。作者の幸せが読者に伝わるような事。
先ずはそれを目指してください。
昨日のような作品は誰でもが書ける物ではありません。次回、恋愛ものばかりが来ない事を祈ります。

大内曜子の童話教室

大内曜子の童話教室 NHK大阪文化センター梅田教室で25年の歴史ある童話と絵本テキスト教室のホームページです。

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