子供の恋心を描く難しさと・・・

褒めると育つ、という人が多いです。
褒める事は簡単。
送られてきた作品を満足に読まなくても、褒める事はできます。
「可愛いお話ね」
「とてもユニーク」
「視点がいいわあ」
「初々しい」
「楽しいお話になりましたね」
「一生懸命で好感が持てます」
何でも言えます。一行くらいしか読まなくても。

欠点を指摘するにはちゃんと読まなくてはなりません。これがまあ大変(笑)。

子供にも恋心は芽生えます。
それを書いてはいけないという事は全くありません。

でもね。
ちょっと考えてみよう。
それを描く筆力が自分にあるか?
それを描けるだけの作品数を自分は書いてきたか?

あなたは先ず天才ではなかろう。

金の出る山は光って見える、という事です。
それを見逃すほど私は阿呆ではない。

でも。
金は出なくても、一生賭けてこの恋物語を書くという強い思いがあれば、それはそれで良しですよね。

子供の恋心を描く筆力を、知性を、教養を、あなたの中に積んで下さい。

何事もインスタントにはいかないものです。

下手でもいい、拙くて当たり前。
下品なものだけは書かないで。

下品って何?

そこまで先生は面倒みられません(笑)。




大内曜子の童話教室

大内曜子の童話教室 NHK大阪文化センター梅田教室で25年の歴史ある童話と絵本テキスト教室のホームページです。

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